2020.10.01

硝酸態窒素について

硝酸態窒素は窒素が化学反応によって酸化したものであり、土の中など自然のあらゆる場所に存在します。農作物を栽培する時に肥料として使われることも多いです。

植物が成長するのに欠かせない栄養素の1つが窒素ですが、空気中に漂っているだけでは栄養素として取り込むことができません。植物は土の中で硝酸態窒素となったものを蓄え、必要な時に使うことで成長していきます。しかし農作物を本格的に栽培しようと考えると、土の中の硝酸態窒素だけでは足りません。そこで過不足ないように栄養を補う方法として、いくつかの肥料を農作物に与えるのが一般的です。

 

消化管から吸収されると一部は唾液と一緒に排出、その他も腎臓から尿と一緒に外に出ていきます。残留する硝酸態窒素が多すぎると健康被害の恐れが出る可能性があります。消化管で吸収されると微生物によって還元され、アミンやアミドといったタンパク質と反応することでニトロソアミンという発ガン性物質を作ります。

血液に含まれるヘモグロビンと反応すれば、酸素を運べないヘモグロビンへと変化し酸素の供給が妨げられます。酸素不足が深刻化すると、頭痛や呼吸困難などの症状が現れるメトヘモグロビン血症を発症します。胃液のpH値の関係で大人よりも乳幼児の方が硝酸態窒素の還元反応を起こしやすいので、これらの症状に注意が必要です。

 

ただし最近は安心安全な農作物を生産することに力を注いでいる農家が多く、過剰に肥料を与えることは避けられています。日本で流通している農作物は、基本、定められた基準をクリアしたものとなっています。

また硝酸態窒素は、ほんの少量を摂取する程度であれば心配の必要は無く、大量に摂取しない限りは健康への影響はほぼ無いとされています。

むしろ硝酸態窒素による健康被害を恐れて野菜を食べないという極端な選択肢を取る方が体に悪影響を及ぼします。野菜に多く含まれるビタミン類は人体にとって非常に重要で、いわゆるバランスの良い食生活を送っていれば健康被害のリスクは少ないはずです。

 

硝酸態窒素を排除することだけに神経質になりすぎず、例えば「普段食べる野菜は、硝酸態窒素の含有量が低めのものをなるべく選ぶようにする」など、無理なくできる範囲で摂取量を減らすようにするのがよいでしょう。

 

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