2020.11.25

硝酸態窒素と有機栽培

有機栽培では、農業における自然循環の維持や増進を図ることを目指しています。
農薬や化学肥料の使用を極力避け、有機質肥料を使用して作物を生育・収穫するのが基本であり、他にも土の特質に由来する農地本来の力を発揮できるようにしたり、環境への負担をできる限り減らした方法での栽培を行ったりする形です。

もちろんこれらを心掛けたからと言って「有機」と名乗れるわけではありません。
日本においては「有機栽培」「オーガニック」「有機」と表示するためには、農林水産省が認めた登録認証機関にて認証を受ける必要があります。
そして「有機JASマーク」は認証を受けた事業者だけが使える表示であり、認証を受けていない事業者が使用することはできません。そのため、店頭に並ぶ商品にこのマークがついているかどうかというのが、商品選びの1つの基準になるのではないでしょうか。

 

有機質肥料は、硝酸態窒素等の形で野菜をはじめとする植物に吸収されます。
吸収されたあとは植物の中で使われますが、あまりにも吸収量が多すぎる場合は過剰分が残存してしまうのです。

硝酸態窒素自体は、一概に有害とは言い切れません。水中や土の中、植物や食品にも存在するもので、私たちにとって身近な存在です。また、作物を含む植物は成長するために硝酸態窒素が必要不可欠です。つまり、硝酸態窒素が不足した状態では生育することができません。このことからも、硝酸態窒素はあらゆる植物にとってとても重要な栄養分であると言えます。

 

とは言え、未完熟なたい肥や過剰量の有機質肥料の使用等で土の中の硝酸態窒素の量が増え過ぎると、その結果、作物に多く取り込まれることになります。適切量であれば問題なくとも、過剰な量の硝酸態窒素を吸収した場合に関しては様々な研究が行われています。
また農林水産省のサイトには「野菜の硝酸イオン低減化マニュアル」が掲載されていることなどから考えても、日本では野菜における硝酸態窒素の低減が推奨されていると言ってもよいのではないでしょうか。

 


<参考>野菜等の硝酸塩に関する情報:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/syosanen/

 

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