食で自然治癒力を高めよう
人間の体内の細胞は、日々キズついたりしながら、その修復を行う事で、正常な生命を維持しています。本来は、キズついて異常がみられる細胞は、そのまま消滅、もしくは、正常な形にまで修復が行われるのですが、キズついた細胞が、そのまま増幅して、人間の生命を脅かしていく病気を「ガン」と呼びます。
1981年から、日本人の死亡原因の1位は「ガン」であるとされています。ガンの原因は、様々ではあるようですが、判明しているものの中で主となるものは、「食のバランス」「タバコ」「飲酒」などが、ガンの発症リスクを高めると言われています。
その他に、最近のメディアなどで大きく取り上げられているのは、地球規模の大気汚染や、日常をとりまくストレス、昼夜を問わない不規則な生活、紫外線、受動喫煙などがクローズアップされています。受動喫煙などは、タバコを吸わない人でも、同じようなリスクを負ってしまうことになり兼ねませんので、日々の生活の中での環境を見直してみましょう。
食生活の面では、脂質や塩分量が多いとされる、ファーストフードや添加物の多い加工食品などを過剰に摂取するような事は避けましょう。
ガン予防とされる食品は、きゃべつ、にんにく、大豆、しょうが、ニンジンなどが取り上げられています。抗酸化成分を多く含む野菜などが注目されていますが、その主な成分としては、リコピン、βカロテン、アスタキサンチン、カテキン、イソフラボンなどの、「カロテノイド」「ポリフェノール」「ビタミンC」「ビタミンA」「ビタミンE」が注目されています。
毎日の食を見直して、体調の維持を計る為に、十分な栄養素を補給したいものですね。皆さん自身を取り巻く、生活環境、社会環境、食生活などを、見つめ直し健康的な暮らしを心掛けましょう。本来、人間には、「自然治癒」というような生命の不思議な力が備わっており、そのような力は、皆さん自身に託されているのです。
そのような身体の免疫機能を高める為の生活習慣が何よりも「健康」には必要であるのです。